療育方針

「ともに手を取り合い、笑顔で暮らせる毎日を!」を運営方針に、
一人ひとりの個性にあった遊びや学びの場を提供し、
お子さまの「できる」を最大限に広げ、「自立」に必要な療育を行います。

保育士、幼稚園教諭といった有資格者が専門的な知識を活かし、
様々な活動を通して地域にふれ、社会に適応できるように育んでいきます。
まずは楽しく通える場所と思ってもらえるところからスタートします。

代表あいさつ

私は保育士として15年間保育所勤めをしてきました。その中で、発達に遅れのある子ども達との関わりあいもありました。
ひとえに発達に遅れがあると言っても、とても個性溢れる可愛い子ども達であり、ふれあうと癒され元気をもらえました。

この子ども達もやがて次の世代を担います。
その子ども達と関わりを持ち、これから成長していく過程で、必要なことを学ぶことができる場を提供し、ご家族の方も含め、毎日安らげる生活を明るく笑顔で送れるようにお手伝いしたいと思っております。

株式会社 KSサービス
代表取締役 南山 喜久子

サービス対象

乳幼児から18歳までの障害福祉サービス受給者証をお持ちのお子さま。

※受給者証をお持ちでなくても、お子さまの発達に不安や心配のある方はお気軽にご相談下さい。

児童発達支援

1~5歳の就学前の時期に集団生活に慣れ就学に向けて必要な療育を行います。

ぴっころでは児童発達支援をご利用いただくことで、ご両親が望まれる目標を達成していただくためのプランを考えております。

学習プログラム

  • 自由遊び
  • 言語個別指導
  • お片づけ・準備・始まりの会
  • 活動(感覚遊び・外遊び・手遊びなど)
  • 昼食(お弁当)
  • 絵本・帰りの会
  • 降所(送迎)

放課後等デイサービス

小学生~高校生の児童をお預かりして、生活能力向上のための療育を行い、社会と交流できる機会を持ち、集団生活の適応が出来るよう支援します。

普段うまく集団になじむことができない部分をぴっころで補うことができます。

学習プログラム

  • 自由遊び
  • 片づけ・始まりの会
  • 集団活動(制作・ゲーム・運動・外遊びなど)
  • おやつ
  • 学習支援(宿題、復習)
  • 絵本・帰りの会
  • 降所(送迎)

土曜日の野外活動・社会見学の行き先

  • 映画館
  • 定山渓(足湯)
  • 滝野すずらん公園
  • 旭山公園
  • 百合が原公園
  • さけ科学館
  • 水道記念館
  • 札幌村郷土記念館
  • 芸術の森など

※そのほか、おやつ作りや夏は水遊びもします。

作業療法士(OT)の関わり

個別編

お子さま一人ひとりで成長の度合いは違いますが、基本的に発達は簡単なことを積み上げて難しいことにチャレンジするイメージを持たないと上手く支援できません。
例えば起き上がることが難しい子どもに立つ姿勢を無理やりとらせても出来ないようなイメージです。そこで大事になるのは、関わる人がその子の成長を見極めて「いま」最も必要な援助をしていくことだと思います。

何がその子にとって最も必要な課題なのかを評価し、実践していくことで発達の援助をしていければと考えております。

身体機能

例えば歩くことが上手く出来ず、簡単に転んでしまったりすぐに疲れると訴える子がいたとします。
その場合に、「ちゃんと○○して歩いて」と声掛けしたり、歩く時間を多くしても改善には至らない場合が多いです。
このような場合、まずOTでは歩き方の分析を専門職の視点でおこないます。その上で、「歩く」という全身の運動に対してより協調して動くべき体のパーツや、体のつながりを導き出して歩く動きの改善を図ります。

【具体例】

1 歩く動作を観察し、体幹(胸やお腹などの身体の中心部分)の動きが悪いと分析する。

2 歩行よりも体幹を多く動かす動きになる、四つ這いや寝たままの姿勢でゴソゴソ動くことを練習し、体幹の動きを引き出す。

3 四つ這いや寝たままの姿勢で体験した体幹の動きを歩く動作につなげる。

4 もう一度歩く動きを観察し、どのように変化したかを分析する。

といった流れでおこないます。

さらにその子がより興味を持って取り組める遊びの要素を活動に取り入れ、より主体的に取り組めるように工夫しながら実施します。

感覚機能

感覚とは、本来は無意識に目的に対して一般的に言われる五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)がバランスをとりながら協調して働きます。

しかし、そのバランスが崩れていると・・・

視覚が優先されてしまい、聴覚がおろそかになって話を聞くことが苦手になってしまう。

聴覚が過敏すぎて、物音が気になり過ぎてしまって気が逸れてしまう。

などの日常生活を送る上で困ってしまう場面が見られることがあります。

OTでは、感覚のバランスをとるようなイメージで関わりながら、目的に対して協調して働くことのできる状態を目指していきます。

【具体例】

子どもの日常生活場面を観察します。
例えば玩具の音がすると今おこなっている行為を中断し、玩具の方に向かってしまうとします。この場合、その子は聴覚が優先されているイメージを持ちます。
多くの場合、その場面では他の感覚がおろそかになっています。
まずは聴覚刺激の少ない環境で視覚や触覚をよく使う活動を行います。そして、少しずつ聴覚刺激も取り入れながら活動を行います。
最終的に日常生活場面でも視覚や触覚を多く使う活動をしながら、聴覚刺激があってもそれに気を取られないことを目指します。

このような流れで関わっていきます。

子ども一人ひとりで得意な感覚、苦手な感覚がありますので、OTでは日常生活に関わりじっくりと評価を行いながら活動をおこなっていきます。

*身体機能・感覚機能ともに一人ひとりに特徴があり、関わり方も十人十色となります。
OTでは評価することを最重要とし、実際にお子さまの成長を見守るご家族に援助の提案をさせていただく関わりが必要になることも多いかと思います。
特定の人や場面ではなく、より日常のレベルでできることが増えていくことが目標です。

集団編

集団は子どもにとって重要な意味を持ちます。1人では体験できない多くのことを集団の中から学びます。
その中でも順番を待ったり、ルールに合わせた行動をしたり、他者の感情を考える場面があることは集団の強みです。
集団の特性を活かした中で個別の課題に関わるイメージで遊びや活動を展開していくことで、社会性の獲得に結び付けていく援助をしたいと考えております。
例えば「一列に並ぶ」という集団行動の中には視覚的な空間の認識や、他の子どもの動きに合わせるという行動のコントロールが必要となります。これらは一人で行うよりも集団という環境を使うことで達成が容易になります。

お子さまそれぞれに必要な課題を集団活動に取り入れるイメージで、想定される場面をあえて作ることで課題の達成を促していけるように関わっていきたいと思います。
これに関してもまずは個別の評価が前提になります。最初はお子さま一人ひとりの個性をみていくことが必要となります。

言語聴覚士(ST)の関わり

言語聴覚士の関わりでは、ことばの遅れのある子や発音・滑舌に心配のある子等を対象に訓練を行っています。

ことばの遅れがある子への関わり

ことばの発達には個人差があるので遅れを感じるからといって焦りすぎる必要はありません。
しかし言語聴覚士の介入や職員・ご家族の関わり方で大きく変わる子もいます。

ことばの遅れがある子は、どの段階で止まってしまっているのかを判断しその段階に合わせた関わり方を考えています。
個別訓練が難しい子が多く、遊びの中での工夫や声掛けが中心となるため職員研修を定期的に実施し全体に共有しています。

保護者の方へのアドバイスも積極的に行っています。

発音(滑舌が不明瞭など)に心配のある子への関わり

発音の誤りのある子にはどんな音が苦手なのかを調べるために「新版構音検査」を実施しています。
この検査結果を基にどのような原因によって問題が生じているのかを判定します。

(1)唇や舌などの構音器官の発達が未熟な場合は、発達を促す「お口の体操」や遊びを取り入れた筋力トレーニングなどを行います。

例:「ピロピロ笛(吹き戻し・巻き笛)」を使った遊び

  • 唇や頬などの筋力を鍛え、滑舌改善に繋げる。
  • 息を強く吹くことで大きく声を出すことに繋げる。

(2)発音した時に音が違う音になってしまう場合は、正しい音の出し方を視覚化して説明したり、舌圧子(木のへら)などの道具を使って舌の動かし方を導いて練習します。

例:「か」が「た」になってしまう子への訓練

  • お口の中での舌の正しい位置を絵で示したり、言語聴覚士が見本を見せることで視覚的な理解を促す。
  • 舌圧子で舌先を押さえて正しい舌の使い方を導く。

(3)単語では正しく言えるのに普段のおしゃべりでは上手く話せない場合は、「相手に伝える」ということを意識する訓練を行います。

例:階段を上っている、走っている等の動作絵を見せて「先生にわかるように何をしてるかを教えて」と促す。