支援内容
お子さまの「できる」を広げ、
「自立」に必要な療育を行います。
「ともに手を取り合い、笑顔で暮らせる毎日を!」を運営方針に、一人ひとりの個性にあった遊びや学びの場を提供しています。
保育士・幼稚園教諭といった有資格者が専門的な知識を活かし、さまざまな活動を通して地域にふれ、社会に適応できるように育んでいきます。まずは「楽しく通える場所」と思ってもらえるところからスタートします。
TARGET
サービス対象
ぴっころをご利用いただけるお子さまについて
乳幼児から18歳までの、障害福祉サービス受給者証をお持ちのお子さま。
※ 受給者証をお持ちでなくても、お子さまの発達に不安や心配のある方はお気軽にご相談ください。
| 項目 | 児童発達支援 | 放課後等デイサービス |
|---|---|---|
| 対象 | 2〜6歳の就学前のお子さま | 小学生〜18歳のお子さま |
| 目的 | 集団生活に慣れ、就学に向けて必要な療育を行う | 生活能力の向上と、社会と交流する機会を通じて集団生活への適応を支援する |
| 主な活動 | 自由遊び/言語個別指導/感覚遊び・外遊び・手遊び/絵本 など | 自由遊び/集団活動(制作・ゲーム・運動・外遊び)/学習支援(宿題・復習)/おやつ など |
| ご利用の時間帯 | 日中(お弁当持参) | 放課後・学校休業日 |
児童発達支援
対象:2〜6歳(就学前)2〜6歳の就学前の時期に、集団生活に慣れ、就学に向けて必要な療育を行います。
ぴっころでは児童発達支援をご利用いただくことで、ご両親が望まれる目標を達成していただくためのプランを考えております。
1日の流れ(活動プログラム)
- 学習プログラム一人ひとりの発達に合わせた課題に取り組みます。
- 自由遊び好きな遊びを通して、自分から関わる力を育てます。
- 言語個別指導言語聴覚士による、ことば・発音の個別支援を行います。
- お片づけ・準備・始まりの会1日の流れを見通し、切り替える習慣をつくります。
- 活動(感覚遊び・外遊び・手遊びなど)からだと感覚を使う遊びを通して発達を促します。
- 昼食(お弁当)みんなで食卓を囲み、食事の習慣を身につけます。
- 絵本・帰りの会落ち着いた時間をつくり、1日をふりかえります。
- 降所(送迎)ご自宅などへ送迎します。
放課後等デイサービス
対象:小学生〜18歳小学生〜18歳のお子様をお預かりして、生活能力向上のための療育を行い、社会と交流できる機会を持ち、集団生活の適応ができるよう支援します。
普段うまく集団になじむことができない部分を、ぴっころで補うことができます。
1日の流れ(活動プログラム)
- 学習プログラム一人ひとりに合わせた課題に取り組みます。
- 自由遊び好きな遊びの中で、友だちとの関わりを広げます。
- 片づけ・始まりの会気持ちを切り替え、その日の活動を確認します。
- 集団活動(制作・ゲーム・運動・外遊びなど)順番を待つ、ルールに合わせるなど、集団の中で学びます。
- おやつみんなでおやつの時間を過ごします。
- 学習支援(宿題・復習)宿題や復習を、一人ひとりのペースでサポートします。
- 絵本・帰りの会落ち着いた時間をつくり、1日をふりかえります。
- 降所(送迎)ご自宅などへ送迎します。
土曜日の野外活動・社会見学
土曜日は、施設の外に出かける活動も行っています。これまでの主な行き先は以下のとおりです。
※ そのほか、おやつ作りや、夏は水遊びもします。
PROFESSIONAL
専門職による支援
作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が、評価にもとづいた支援を行います
作業療法士(OT)の関わり
お子さま一人ひとりで成長の度合いは違います。「いま」そのお子さまに最も必要な課題は何かを評価し、実践していくことで発達の援助をしていければと考えております。特定の人や場面ではなく、より日常のレベルでできることが増えていくことが目標です。
お子さま一人ひとりで成長の度合いは違いますが、基本的に発達は、簡単なことを積み上げて難しいことにチャレンジするイメージを持たないと上手く支援できません。例えば、起き上がることが難しいお子さまに立つ姿勢を無理やりとらせても、できないようなイメージです。そこで大事になるのは、関わる人がそのお子さまの成長を見極めて「いま」最も必要な援助をしていくことだと考えています。
身体機能
例えば、歩くことが上手くできず、簡単に転んでしまったり、すぐに疲れると訴えるお子さまがいたとします。その場合に「ちゃんと○○して歩いて」と声掛けをしたり、歩く時間を多くしても、改善には至らない場合が多くあります。
このような場合、まずOTでは歩き方の分析を専門職の視点で行います。その上で、「歩く」という全身の運動に対して、より協調して動くべき体のパーツや体のつながりを導き出し、歩く動きの改善を図ります。
- 歩く動作を観察し、体幹(胸やお腹などの身体の中心部分)の動きが悪いと分析する。
- 歩行よりも体幹を多く動かす動きになる、四つ這いや寝たままの姿勢でゴソゴソ動くことを練習し、体幹の動きを引き出す。
- 四つ這いや寝たままの姿勢で体験した体幹の動きを、歩く動作につなげる。
- もう一度歩く動きを観察し、どのように変化したかを分析する。
さらに、そのお子さまがより興味を持って取り組める遊びの要素を活動に取り入れ、より主体的に取り組めるように工夫しながら実施します。
感覚機能
感覚とは本来、目的に対して、一般的に言われる五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)がバランスをとりながら無意識に協調して働くものです。しかし、そのバランスが崩れていると──
- 視覚が優先されてしまい、聴覚がおろそかになって話を聞くことが苦手になってしまう。
- 聴覚が過敏すぎて、物音が気になり過ぎてしまい、気が逸れてしまう。
など、日常生活を送る上で困ってしまう場面が見られることがあります。OTでは、感覚のバランスをとるようなイメージで関わりながら、目的に対して協調して働くことのできる状態を目指していきます。
まず、お子さまの日常生活場面を観察します。例えば、玩具の音がすると今おこなっている行為を中断し、玩具の方に向かってしまうとします。この場合、そのお子さまは聴覚が優先されているイメージを持ちます。多くの場合、その場面では他の感覚がおろそかになっています。
そこで、まずは聴覚刺激の少ない環境で、視覚や触覚をよく使う活動を行います。そして少しずつ聴覚刺激も取り入れながら活動を行い、最終的には日常生活場面でも視覚や触覚を多く使う活動をしながら、聴覚刺激があってもそれに気を取られないことを目指します。
お子さま一人ひとりで得意な感覚・苦手な感覚がありますので、OTでは日常生活に関わり、じっくりと評価を行いながら活動をおこなっていきます。
※ 身体機能・感覚機能ともに一人ひとりに特徴があり、関わり方も十人十色となります。OTでは評価することを最重要とし、実際にお子さまの成長を見守るご家族に、援助の提案をさせていただく関わりが必要になることも多くあります。特定の人や場面ではなく、より日常のレベルでできることが増えていくことが目標です。
集団は子どもにとって重要な意味を持ちます。1人では体験できない多くのことを、集団の中から学びます。その中でも、順番を待ったり、ルールに合わせた行動をしたり、他者の感情を考える場面があることは集団の強みです。
集団の特性を活かした中で個別の課題に関わるイメージで遊びや活動を展開していくことで、社会性の獲得に結び付けていく援助をしたいと考えております。
例えば「一列に並ぶ」という集団行動の中には、視覚的な空間の認識や、他の子どもの動きに合わせるという行動のコントロールが必要となります。これらは一人で行うよりも、集団という環境を使うことで達成が容易になります。
お子さまそれぞれに必要な課題を集団活動に取り入れるイメージで、想定される場面をあえて作ることで、課題の達成を促していけるように関わっていきます。これに関しても、まずは個別の評価が前提になります。最初はお子さま一人ひとりの個性をみていくことが必要となります。
言語聴覚士(ST)の関わり
言語聴覚士の関わりでは、ことばの遅れのあるお子さまや、発音・滑舌に心配のあるお子さまなどを対象に訓練を行っています。
ことばの発達には個人差があるので、遅れを感じるからといって焦りすぎる必要はありません。しかし、言語聴覚士の介入や、職員・ご家族の関わり方で大きく変わるお子さまもいます。
ことばの遅れがあるお子さまは、どの段階で止まってしまっているのかを判断し、その段階に合わせた関わり方を考えています。個別訓練が難しいお子さまも多いため、遊びの中での工夫や声掛けが中心となります。そのため、職員研修を定期的に実施し、全体に共有しています。
保護者の方へのアドバイスも積極的に行っています。
発音の誤りのあるお子さまには、どんな音が苦手なのかを調べるために「新版構音検査」を実施しています。この検査結果をもとに、どのような原因によって問題が生じているのかを判定します。
(1)唇や舌などの構音器官の発達が未熟な場合
発達を促す「お口の体操」や、遊びを取り入れた筋力トレーニングなどを行います。
「ピロピロ笛(吹き戻し・巻き笛)」を使った遊び
- 唇や頬などの筋力を鍛え、滑舌の改善につなげる。
- 息を強く吹くことで、大きく声を出すことにつなげる。
(2)発音した時に音が違う音になってしまう場合
正しい音の出し方を視覚化して説明したり、舌圧子(木のへら)などの道具を使って舌の動かし方を導いて練習します。
「か」が「た」になってしまうお子さまへの訓練
- お口の中での舌の正しい位置を絵で示したり、言語聴覚士が見本を見せることで、視覚的な理解を促す。
- 舌圧子で舌先を押さえ、正しい舌の使い方を導く。
(3)単語では正しく言えるのに、普段のおしゃべりでは上手く話せない場合
「相手に伝える」ということを意識する訓練を行います。
階段を上っている、走っている等の動作絵を見せて、「先生にわかるように、何をしているかを教えて」と促す。